初めに
翔泳社主催のソフトウェア開発者向けカンファレンス「Developers Summit 2019 Summer」(通称、デブサミ2019 夏) に行ってきました。
技術系のカンファレンスは行ったことが無かったので、新しい経験でした。
開発者としていろいろ刺激を受けたので社内に共有する目的でブログ更新します。
今回は全体の共有で連続して実際にみたカンファレンスの詳細内容を共有したいと考えています。
そしてド平日にも 関わらず何とか行けました。
一日あけることになるので業務の調整を手伝ってくれた上長の先輩と、有給を使わなくていいと言ってくれた部長さんありがとうございます。
とても良い会社です。プロネット万歳。
デブサミとは
公式ページはこちらです。
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20190702
技術書に強い翔泳社主催のカンファレンス
技術書をバンバン出している翔泳社さんが主催の開発者向けのカンファレンスでした。
会場では10%くらい値引きされている技術書をたくさん見ました。
ITエンジニアのお祭り
はてなキーワードによりますとエンジニアの知的交流を促進することで、世の中がもっと豊かになることを目指して年1回開催される、ITエンジニアのお祭り
とのことです。
お祭りなのでね。ド平日でも行ってしまいました。
最先端を走り続けるエンジニアのお話
そんなお祭りに登壇するひとやはりスーパーなエンジニアさんです。
きっといろんな課題をとてつもない効率で解決してきた知見をたくさん持っているわけです。
そんな人達の講演なので今一番大切だと思われる技術についてが語られます。
昨年のタイムテーブルを見るとAI、ビッグデータ、クラウドといった内容が多いように思えます。あんまりアンテナ張ってない僕でも昨年はクラウドやらAIやらの話をたくさんみかけましたし関連分野が大きな飛躍を見せていたのではと思いました。
そんなわけで現在伸びている最先端技術を、実際に駆使しているエンジニアさんからがっつり聞ける貴重な機会でした。
カンファレンスの内容
資料
カンファレンスに使用された内容で資料公開されているものは、
以下にまとまっています。
https://codezine.jp/article/detail/11620
また、Twitterでデブサミの感想をまとめたのをTogetterというツールでまとまっています。
公開されている資料とともに検討すると
- いろんな人の意見や参考にしたい視点
- 自分で気づけなかった重要なポイント
- オリジナルな補足
- その場の熱量
などが知れてただスライドを見るだけよりも参考になります。
なんなら共有された資料とTogetterみるだけでも行った気持ちになれるので是非御覧ください。
タイムテーブル
全体の感想
今回は エンジニア組織とソウトウェアのアーキテクチャを再考する というテーマがありました。
技術よりも組織づくりな話が多かったように思えます。
個人的にはその中で共通していたと思われるキーワードがバイモーダルITでした。
バイモーダルITとは
「バイモーダルIT」のカギは若手ITエンジニア育成にあり従来型の拡張性・効率性・安全性・正確性を重視するシステム群のモード1(SoR、守りのIT)と、不連続的で俊敏性・スピードを重視するシステム群であるモード2(SoE、攻めのIT)だ。
IT化がすすんでビジネスのスピードが上がった現代では従来型の堅実な開発手法(守りのIT)だけではなく、変化に適応するために俊敏性とスピード感ある開発(攻めのIT)が必要ということでした。
開発効率を上げるためにスピード開発が重要視されていますが、なにごとも適材適所に選定されるべきだという内容でした。
バイモーダルITで提唱する攻めのITはあくまでもモード2でありモード1が習熟していることが前提です。
アジャイル開発という高速開発の手法があるのですが、
ドキュメントを残さなかったり、要件も固く決めなかったりで、従来の開発で時間かかるポイントを省略しています。
省略できるのはそのスキルがわざわざ残さなくても理解し合っていることが前提なのであって、時間がかかるから無視していいなんとなくで開発していいわけじゃないとのことでした。
表面だけの高速開発は危ないってことですね(お腹が痛くなりそうな内容)
そんな表面だけ真似た高速開発が知らないところで流行っていてその警鐘なのか、実際に苦労した点なのかわかりませんが、今回結構バイモーダルITのモード1を再評価する内容が結構あったように思います。
今後弊社でもアジャイル案件が増えることがあってもウォーターフォールの堅実な設計や管理のノウハウの上に乗っている効率化であるので、スキルを活かしてプロジェクトを進められたらと思っています
また、ウォーターフォールモデルとは全く違うものと考えずに逆にアジャイル案件にもすすんで取り組んでいけたらいい未来が見えるのではと思いました。
知見を吸収していきたいですね!!
開発環境の自動化(ChaptOps)
そして浮いた時間でより品質を高めていきましょう。
そんな内容でした。
などが当たり前のように話されていてとても刺激を受けました。
そのなかでも比較的導入しやすそうだなと思ったのがChatOpsとよばれるチャットボットを使用した自動化でした。
具体的にはSlackなどBOTやコマンドを導入できるチャットツールを使用して
チームメンバーに指示をだすのと同じ手間で環境でビルドやデプロイ、マージ、自動テスト実行をコマンドで実現。
エラーやバッチの実行結果はCRONとかで通知されるメールではなく、コマンドで指示出すのと同じ空間で受取り継続的にハードル低く実行結果を監視する。
などがありました。
今一番興味あるのがChatOpsです。BOT育てていきましょ。ガンガン有能にしていきましょう。
ただ、自分のプロジェクトに適用させられるかは環境に合わせて検討してください。
多少の無理をする価値はあると思います。多分。